くずくず ブータン日記

青年海外協力隊でブータン王国に派遣されていた建築士の備忘録

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ということで、キューバ(その3) 


さて、(その1)で「理屈抜きにカッコイイ街」と書きましたが
あえてココで理屈をこねます(笑

IMG_1165_R_R.jpg


まず、なぜさびれた街なのか。

街中を歩いていると、多分1961年のキューバ革命以前の
まだアメリカ資本がふんだんにあふれていた頃の組石造の建物が
旧市街に多く残っているのが分かります。

それらの多くが、特にメンテナンスをされているわけでもなく
そのままの状態で、
住居、あるいは店舗として使用されています。

ある意味、
「建物って、メンテをしないとこのように朽ちていくんだ」
ということがリアルに目の前に迫ってきます。

新しく綺麗なものが美しいとされるこのご時勢、
その寂れっぷりが逆にカッコイイと映ってしまいます。

※ただし、ハバナ旧市街の中心部は
世界遺産指定されていることもあり
かなり(観光客向けに)綺麗に補修、整備されています。



そして、クラシックカー。

ファンにとっては生唾ものだと思われる
1950年代のアメ車と旧ソ連製の車が
街中をひた走っています。
IMG_1174_R_R.jpg


やはりこれらも革命前に製造されたもので
今なお現役で走り続けています。

その理由として
アメリカや他の諸国からの経済制裁により
単純に車の自国生産や輸入が出来なくなったのと
新部品等の調達が難しくなったことにより
車の所有者は自ら整備をする技術を身につけ
さらには調達できない部品は自分で作って補修し
ポンコツでも乗り続けている、という現実があります。

さすがにエンジンは当時のままでは燃費が悪すぎるようで
(ガソリン代は日本のそれと同じくらいの値段。)
他の最近の中古車のエンジンに詰め替えたりしているそうです。

壊れても壊れても他の自動車部品などを再利用して修理する
という、まさに究極のリサイクルシステムを体現しているのです。
なんだ、こんなとこにもエコシステムが!ってとこがカッコイイ。

仮に資本主義経済の流入が多くなったとしても
10年後、20年後もこのクラシックカーたちは現役なんだろうなぁ。

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このクラシックカーが街並みに溶け込んで
ホントに時代がタイムスリップしたかと錯覚に陥ります。




がしかし、です。
建物にしろ、クラシックカーにしろ、
それに魅力を感じるのは
単に通りすがりの旅行者として見る
懐古主義的な発想であることは紛れも無い事実でしょう。

社会主義国家なりの限られた範囲での修繕に対する工夫、努力
なくしてはこのような風景には出会うことは出来ないのです。

なので好奇な目でその風景を眺めるのではなく
歴史や、時代背景、社会情勢を理解した上で
社会主義国家を成立せしめる都市の現状を
見つめなければならないと、ひしひしと感じました。

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(その4)に続く。。。
 
 
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