くずくず ブータン日記

青年海外協力隊でブータン王国に派遣されていた建築士の備忘録

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さぁ、スリランカへ! 

 
スリランカ。
地形的に「インドのこぼした一粒の涙」とも言われる
インド洋の南東に浮かぶ小さな島。

仏教国でありながら
文化的にはお隣インドと似たり寄ったり。
食事も基本、カレーのようで。


しかし情勢は今までそんなによろしくなかった。
何せ昨年ようやく、26年にもわたる内戦が終結したばかり。
またいつ情勢がどうなることか分からない、
『行けるうちに行っておこう』の一国。

IMG_9389_R.jpg
※シーギリヤ・レディーのフレスコ画


JICAの任国外旅行で、スリランカは
ブータンから行ける国にはリストアップされているのですが
2か月前に渡航制限が解除され、やっと行けるようになったそうです。
(隊員が持つ緑色の公用旅券はどこの国にも行けるわけではなく、
近隣国など一部に限定され、それがパスポートに記載されています。)

ということで念願かなってようやく、いざスリランカへ。
仏教遺跡を駆け足で巡る旅となりました。




IMG_9167_R.jpg
IMG_9213_R.jpg
ダンブッラという街の石窟寺院。(世界遺産)
紀元前1世紀頃のもので
岩を掘った洞窟のような境内に、
岩むき出しの壁と天井一面、
極彩色の仏画が描かれています。
スバラシイ。鳥肌ものです。
このような石窟寺院が5窟ほど密集してます。

IMG_9194_R.jpg
同じ上座部仏教のタイとも違い、ミャンマーやラオスとも違う、
どちらかというと凛々しい仏像や仏画が多いように感じました。




スリランカの上座部仏教はインドのパーリ語から
直接翻訳されて入ってきました。
なので現在でも最も原始仏教の教義を反映しているとも言われています。

それに対し日本の仏教(大乗仏教)は中国を経由したり
またその影響で経典を漢字の当て字としていた点などから
意訳や本来の教義からかなりそれた経典で
いわゆる純粋な仏教の形ではありません。
誤解を恐れず言えば、内容もかなりアバウトです。
それに対し上座部仏教はストイックです。
上座部の僧侶は一生独身でいるのに対し
日本の大乗仏教のの僧侶は妻帯者がいる点でも明らかです。

仏教についてはまた別の機会に
ブータン仏教との比較もしながら記すことにします。



直接仏教とは関係ありませんが
5世紀頃の王宮、シーギリヤロック。
この岩の頂に王宮が建てられていました。
IMG_9348_R.jpg
IMG_9404_R.jpg

 
ライオンの爪の形の彫刻。
この岩の上部にライオンの頭部があったそう。
DSC01999_R.jpg


山頂の宮殿跡からの眺め。
IMG_9415_R.jpg
 

途中にある美女のフレスコ画、通称『シーギリヤ・レディー』
意外にも手で触れそうなところの壁に描かれている。
IMG_9380_R.jpg
IMG_9393_R.jpg




 

旅行中、ペラヘラ祭りという
仏教の祭典に出くわしました。
仏歯を象の背中に乗せて町中を練り歩く、年に一度のお祭りです。
IMG_9895_R.jpg


周りでダンサーが火をかざしながら太鼓を叩いて踊っているのですが
この象たち、それに合わせて3時間も行進しながら一緒に踊るんです!
IMG_9607_R.jpg
IMG_9541_R.jpg
IMG_9818_R.jpg



ガイドさん曰く、踊らされているのではなく、
自ら楽しんで体を揺らし、踊っているんだそうです。
合計80頭もの象が隊列を組んで練り歩きます。
IMG_9869_R.jpg
IMG_9935_R.jpg


序盤、かなり雨が降っていたのですが
体に取り付けられた電飾が感電しないのか心配でした。
象はバッテリーを積みながら行進しているそうです。。
IMG_9944_R.jpg





ツアーの最後に、象の孤児院に行きました。
親とはぐれた象たちが50頭ほど飼育されていました。
IMG_0028_R.jpg
IMG_0075_R - コピー

子象の仕草、かわいいんだこれが。



スリランカ、想像したより治安も良く
とても昨年内戦が終わった国とは思えないほど
ホスピタリティーに溢れ、
遺跡も人も食事も満足(スリランカカレーうまい!)。
そして仏教よりも象の印象がとても強く残った旅でした。
一生分の象を見きった感じ。
 
 
こぼれ話:
シーギリヤロックの新博物館はJICAにより建てられ、
スリランカに贈呈。昨年開館したそうです。
もちろん見学してきました。
 
 
 
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