くずくず ブータン日記

青年海外協力隊でブータン王国に派遣されていた建築士の備忘録

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伝統住居シンポジウム 

 
首都ティンプーにて、ブータン伝統住居シンポジウムが開催されました。

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今回は日本の建築界における重鎮、
錚々たるメンバーが会しました。

ブータン側も大臣以下各省庁から多くの関係者が集まり、
稀に見る大規模な会議となりました。

ブータンのこのような会議では
冒頭にプジャ(祈祷)が執り行われます。
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シンポジウムに先立つパネル展示の様子。
IMG_9254-2_R.jpg
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今般のシンポジウムにあわせて出版予定の
伝統住居に関する調査結果書籍。
ブータンの建築本の中ではかなり濃い内容の仕上がりだと思います。
私の仕事の中でも大いに役立つ情報が満載です。
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出身大学の教授や、以前勤めていた会社の大先輩も
メンバーの中におり、ブータンで今まで何度となく訪れた
『ご縁』の不思議さを感じずにいられません。
 
 
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ウォンディポダン・ゾン 火災被害調査 

 
ウォンディポダン・ゾンの火災から1ヶ月が経過し、
ようやく私の部署にも調査の許可が下りて
同僚3人と共に出張となりました。

ゾンの入口の様子。
IMG_5896_R.jpg


金属探知器も設置されており、
私たち職員も出入り時には非常に厳しくチェックされました。
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ゾンの焼け跡にはまだ多くの仏像などが埋もれており
それらの持ち出しを防ぐためです。
  
 
   
入口付近にある大きなマニ車の残骸です。痛々しい姿です。
この入口手前までは一般の人も来ることができます。
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そこから先は立ち入り禁止です。
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厳重なチェックの後、いざ内部へ。
DSC01172_R_20120809223020.jpg



内部の写真はここには公開できませんが
石壁面の損傷部分の調査などを
2日間に渡って行いました。


遠景。ゾンの背後の様子。
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こちらの写真が火災から5日後の6月29日のもの。
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そして下の写真が1ヶ月後の7月24日の同位置から。
手前の入口付近の瓦礫が撤去されていることがわかります。
IMG_5872_R_20120809173553.jpg



いまだにゾン内部ではブータン陸軍による発掘調査が続いており、
最深部の中央塔のあたりは私たち職員も立ち入り禁止です。
全てのエリアでの調査が開始されるまでにも
まだ4〜5ヶ月かかりそうだということです。
 
 

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ウォンディポダン・ゾンのその後 

 
ポプジカへの訪問の道中、
先日大火災の被害にあったウォンディポダン・ゾンに
立ち寄ることができました。
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火災から1週間が経ち、ゾンの入口の手前までは
一般の人々も近づけるようになっていました。
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しかし入口から先は一切立ち入り禁止です。
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やや離れた地点からその被災状況の全貌が見て取れました。
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実際目の当たりにすると、変わり果てた姿に言葉も出ません。

現在でもなお、煙がくすぶり
周辺は焦げ臭い匂いが立ちこめています。

内部ではブータン陸軍により、瓦礫からの仏像などの救出作業が続いています。

私の配属先でも立ち入りは暫くの間禁止です。
現在は政府からの調査許可を待っている状態で
いつでも動けるように準備中です。
 
 
 

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火災から一夜 

 
ウォンディポダン・ゾンの火災から一夜が明けました。


今日の朝刊一面です。右上に、喪に服すため本日が休日となる旨書かれています。
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これだけの大炎上だったにもかかわらず、
負傷者は煙を吸い込んだ2名が病院に運ばれたのみで
死者はいなかったそうです。
その2名も既に回復とのこと。
人的被害が無かったのは、不幸中の幸いでした。
 
 
 
変わり果てた姿となったゾン
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facebookページ Citizens' Initiative to Rebuild Wangduephodrang Dzong より


焼け残った仏像などを確認する国王。
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国王のfacebookページより
 
   
ゾンの中庭です。
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在りし日のほぼ同じアングルからの中庭。信じ難いです。
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新聞では、殆どの仏像や経典、聖遺物が救出されたと報じていますが
それはほんの一部であった、との情報や
ツェチュのお祭りの際に開帳されるトンドル(シルク刺繍の大仏画)も
焼けてしまったとの情報もあり、錯綜しています。
<昨年のウォンディ・ツェチュの様子はコチラから>

 
未だに焼跡調査のためにゾン周辺には立ち入れません。

私の部署での本格的調査も、週明け以降になりそうです。
 
 
 

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リンシゾン地震被害調査 

 
暫くブログの更新が滞りました。
この1ヶ月半ほどで、実に25日間、山に籠っていました。
半分は仕事で、半分はプライベートで。

仕事は、ティンプー県の北の外れへの出張。
チベットに近い、リンシにあるリンシゾンの地震被害調査でした。
プライベートのトレッキングの記事は後日UP予定。)


ブータンでのトレッキングルートとしてメジャーな
ジョモラリ・トレックの最終地点に近い場所です。
パロの車道の終わりから歩いて4日かかります。
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4,000m以上の高地ということで、
JICAとしてはトレッキングに準じた手続きで進めるために
私1人が同僚とは別行程となって、
トレッキングガイドを同行しなければなりませんでした。
 
 

出発前、トレックスタッフたちと。
えっ? 馬方さん、ゴ(民族衣装)で行くんですか??
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ここが車道の終わり、0km地点です。
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ドゥゲルゾンを横目に見ながら、9頭の馬とスタッフと共に出発です。
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一日平均約15km、山中をひたすら歩きます。

とある日のキャンプサイト。
私1人だけのテントがポツンと。。
スタッフは小屋の中にあるキッチンで寝ていました。
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目が覚めると、そこは銀世界なんて日もあり。
テント生活には厳しい寒さです。
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4日間、歩き通してようやく見えてきたリンシの村。
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こちらはリンシの小学校。
校舎の屋根が吹き飛ばされてしまい
今はユニセフから寄付されたテントの中での授業だそうです。
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リンシの学校の子供たち
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翌日、早速ゾンの調査に出かけました。
小高い丘の上に建つゾンです。
丘と言っても標高は4,200mあります。
よくもまあこんな所に城を建てられましたね、ってかんじの場所です。
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今まで手がけてきた被害調査同様、
昨年9月に起きたインドのシッキムを震源とする地震によるものです。
かなり壊滅的な状況。
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この地方は高地で材木がなかなか手に入らないために
復旧には多くの時間を要するでしょう。
職場へ課題を持ち帰り、検討を続けていきます。 
 


実は、職場の同僚たちとは
リンシに着くまでの道中で合流するはずだったのですが
同僚のうち数人が高山病にかかってしまい、
途中で予定外の宿泊をせざるを得なくなり
私がいよいよリンシを去らねばならぬ最終日の夜に
ようやく合流を果たす、といったアクシデントがありました。

夜遅くに打ち合わせをして、引き継ぎました。
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まあ、いろいろとすったもんだはあったのですが
雨期直前の時期ともあって
トレッキングルート自体では素晴らしい光景に出会えました。

4,890mの峠越え(Nyile La)
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ジョモラリ・ベースキャンプのキャンプサイト
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女神、ジョモラリ峰(7,315m)
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ジョモラリの朝焼け
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ある日、満月の夜。
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月夜に浮かび上がるジョモラリ。
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ジチュダケ峰(6,850m)
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リンシ付近の星空
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実に10日間で、約140kmの距離を歩きました。
久々の運動(というか修行、苦行?)に
帰宅後、1週間ほど体が動きませんでした。


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